昨年比良へ通っていた時、安曇川対岸の稜線が気になっていました。Webで調べると良く歩かれている様で、いくつもの記録を見付けることができます。
ナントMTBの記録が!
IBUKIの達人でした。
達人の比良一通の記録は私を勇気づけ、少しだけ真似することが出来ました。

こちらの記録は、栃生から白倉岳へ、雲洞谷山を経て明護坂まで一気に縦走していました。
達人曰く「白倉岳、烏帽子岳まではボッカ訓練」とのこと。

私は急登の白倉岳をカット、西村井から緩い尾根を烏帽子に登り稜線を北上することにしました。
もし困難であれば、中間点の大彦峠から林道で下山できます。
達人の様な気力体力技術はありません。
タフな一日が予想されます。

AM . 7 : 50 道の駅「くつき新本陣」出発。(約170m)
山里は春真っ盛り。本日「くつき新本陣」ではイベントがあるようです。
駐車がはばかられるが、まあ大目に見てください。
安曇川沿いにR367を南下、西村井を目指します。
道すがら満開の桜が続きました。山にはタムシバだろう白い盛り上がり。
寂しい里山はにわかに明るく立体的になりました。

AM . 8 : 20 白倉岳登山口着。(約250m)
植林の中のやや急な登りが始まりました。

AM . 8 : 40 松本地蔵着。(約380m) お堂の向こうに林道がきていました。

AM . 9 : 05 545m標高点着。
545m標高点を確認する為め巻き道の登山道から離れ尾根の上に登りましたが、
コースに戻る時に方向を間違えもたつきました。
広く平である為、視界不良時要注意です。
これよりしばらく緩やかな登りになりました。
757m標高点を過ぎ再び勾配が強くなり、

AM . 10 : 30 稜線「村井分岐」着。(約880m)
もう一頑張り、

AM . 10 : 40 烏帽子岳頂上着。(約910m)
小さな頂上です。
立木に文字が消えかかった山名板と「BIWA ICHI !」の青い標識がありました。
意外に厳しい登りだったので、その割に寂しい頂上です。
とにかく大休止。

AM . 11 : 05 行動再開。
稜線を北上し、まずは鷹ヶ峰へ。ここからは期待できそうです。
AM . 11 : 45 鷹ヶ峰着。(745m)
ここまで順調です。
ただ、烏帽子の登りが足に来ていて、小さなアップダウンでも堪えます。
ここもスッキリした展望はなく、木の間越に遠くを眺めるだけです。
この先の急な下りで、10人以上のパーティーと擦れ違いました。
こんな渋いところで大パーティーに出会うとは驚きです。

送電線鉄塔に出ました。タムシバが沢山あり、一変に明るく熱くなりました。
雲洞谷山や行者山が見えます。まだまだ遠く・・・、大丈夫か?

PM . 00 : 05 林道大彦峠着。(約560m) 全線については不明ですが、舗装林道です。
すぐ向かいの稜線に取り付くとアセビがイッパイで眩しいくらいです。
PM . 00 : 15 大彦峠着。(約500m)

PM . 01 : 05 雲洞谷山着。(622.1m)
体力的にかなり厳しくなってきました。
先程の林道大彦峠から下山すべきだったか?ここまで来たら行くしかありません。
集中力が切れてケガをしないよう、開き直ってゆっくり行くだけです。

PM . 01 : 30 行者山着。(約500m)
PM . 01 : 40 東山着。(417m)
東山からは植林の中を行く様になりました。
小さな起伏を方向を確かめながら行かねばなりません。
最期までケガをしないように!

PM . 02 : 00 明護坂着。(約290m)
深い切り通しに古い石仏が待っていてくれました。
ホッとします。

PM . 02 : 15 くつき新本陣帰着。
私には限界でした。
IBUKIの達人の偉大さを再確認する山行でした。

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